最近79歳のかたが習いにきてくださいました。昔少し学校の先生にピアノを教えてもらった(ゆとりの時代かな)だけとのこと。自己流でたまにひかれていたとか。好きだったが習う機会がなかったとのこと。
ご主人を亡くされ、足もやや痛めていらっしゃって気落ちしてらした。彼女のお姉様(長年レッスンにきてくださっている)が誘ってくださり我が家に通ってくださるようになりました。タクシーで。
始めは、大丈夫かな?姿勢も指も頼りない。のぞみはモーツァルトのトルコマーチと随分高い。
それから3ヶ月。ハノンも熱心にしてくださり、毎日ピアノに向かうことができていらっしゃる。お洋服もおしゃれになられた。とても生き生きしてこられた。
彼女がいわれる。ケアマネージャーさん(違うかも、様子を見に来てくださる方)がずいぶん元気になられた、とびっくりされているそうだ。
ピアノのできは私が決めるものではない。弾いているかたが決めるものです。(若い世代はこの限りで全くない)
このくらいでいいかな?ちょっと弾けるようになったかな?そのかたの満足度を上げるお手伝いをさせていただいているというのが私の指導です。
必ずしもきれいに弾く必要はないんです。そのかたの生活の質をあげる、生活を生き生きとしたものにできればこの上ない私の喜びです。
シルバーの超初心者のかた、初級者のかた、大歓迎です。