實川風さんのピアノリサイタルに行って

じつかわかおる、と読みます。

昨年関西初上陸の彼の演奏(その時はラフマニノフのピアノコンチェルト)を聞いて以来その美しい俳優さんのような容姿とダイナミックで迫力のある演奏にたちまちファンになりました。

この20日に京都の青山音楽記念館という小さいけれど居心地の良いホール
で彼の演奏がありました。

すべてベートーベン

「テンペスト」や「ワルトシュタイン」などベートーベンのピアノソナタの中でも難曲がずらり。

軽く押さえているようにみえるのにその音の迫ってくる迫力いっぱいの
演奏は、ベートーベンの曲はこうでなくては!とすべての人に感動を
与えたのではなかったか。

2時間以上弾き続けた彼の若さあふれる才能、ほとばしる名演奏に
心から酔いしれたひとときでした。

アンコールにはショパンのバラードなど難しく美しい曲がずらり。

心が洗われた時間をありがとうございました。